2016年9月27日 (仮訳)中国熱帯域においてタケに発生したキコブタケ属新種 Zhou, L-W. & Jia, B-S., 2010. A new species of Phellinus (Hymenochaetaceae) growing on bamboo in tropical China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000114/00000001/art00028 [Accessed September 27, 2016]. 【R3-03331】2016/09/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省においてタケに発生した白色腐朽菌の一種を検討し、Phellinus bambusicolaとして新種記載した。 本種は子実体が一年生で背着生、子実層に豊富に剛毛を有し、担子胞子が薄壁であることなどで特徴づけられた。 本種は形態的に類似するP. ferruginosusおよび同じタケに発生する同属他種とは肉眼的形態あるいは顕微鏡的形態で区別された。 中国海南省昌江リー族自治県覇王嶺国家自然保護区 (新種) Phellinus bambusicola L.W. Zhou & B.S. Jia 語源…タケに生息する 【よく似た種との区別】 Phellinus ferruginosus 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり子実体が一年生ではなく一年生~多年生 本種と異なり孔口面が淡黄褐色~粘土黄褐色ではなく帯黄褐色~暗赤褐色 本種より孔口のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく狭楕円形 本種と異なり剛毛状菌糸が不稔の縁部にも存在する Phellinus bambusarum 同じタケを宿主とする 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体が背着生 本種と異なり子実体が一年生ではなく多年生 本種より孔口のサイズが小さい 本種と異なり孔壁が厚壁 本種と異なり子実層の剛毛が豊富ではなく稀 本種より子実層の剛毛のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく球形~類球形 本種と異なり担子胞子が非アミロイドではなくデキストリノイド Phellinus bambusinus 同じタケを宿主とする 本種と異なり子実体が背着生ではなく傘状 本種と異なり孔口面が淡黄褐色~粘土黄褐色ではなく黄褐色 本種と異なり孔口面に屈折性がある 本種と異なり孔口が肉眼で見えないほど小型 本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく卵状 本種と異なり分生子を形成する